これからの時代というより、いつの時代にも必要な力だと思うのですが、
タイトルの◯◯には何が入ると思いますか?
いろいろありそうですよね。
まず「読む力」。
今の子どもは圧倒的に読書量が足りていません。
数学や理科の指導をしているとよくわかります。
問題文の意味が理解できないのですね。
数学や理科ができないのは、計算ができないのではなく、読む力がないからだと思います。
次に「聴く力」。
これも、個別指導をしていてよく感じることです。
1対1で目を見て話しかけているのに、上の空のような生徒もいます。
案の定、今言ったことを説明してごらんといってもできません。
聴く力は、「表現力」にも関わっているのかもしれません。
そして「問う力」。
人との信頼関係を築く上では、「効果的な質問」が大切だと言われます。
質問力は、よりよいコミュニケーションのための手法です。
数学で言えば、わからないところを的確に言えることが大切です。
どこの何がどのようにわからないのか。
これも質問力といっていいでしょう。
読む力、聴く力がインプットだとすれば、表現力、質問力はアウトプットですね。
どちらもコミュニケーションをとる上で必要な力と言えます。
つまり、ひとことで言えば「コミュニケーション能力」です。
ここまでは、なーんだ、そんなの当たり前じゃないか、と思われるかもしれません。
私が今考えているのは、学校では決して学べない◯◯力です。
それは「稼ぐ力」です。
これは大人でもなかなか学ぶ機会がないのではないでしょうか。
まず、かなり多くの人は会社勤めをしています。
親が自営業や経営者ならともかく、多くの親、そして学校の先生も、勤務先から給料をもらっています。
学校の勉強は、教養にはなりますが、実学からは遠いところにあります。
教養はもちろん大切です。
新しいことを創造するにしても、その土台となる基礎的な知識は必要だからです。
しかし、インターネットでさまざまな情報が手に入る現代にあっては、その意味は薄れつつあります。
学校では教えてくれないけれど、これからの時代に必要な「稼ぐ力」。
新しい価値を創造し、それをお金に換える力。
それがこれからの時代には必要なのではないでしょうか。
かつてビジネスといえばBtoBやBtoCが主でした。
それが最近ではCtoBやCtoCも増えてきました。
そしてこれからの時代はCtoCの割合が増えてくると予想されます。
「個人」がブランディングしていく時代です。