点数がよければ数学ができるといえるのか

期末テストのシーズンですね。

もう答案が返ってきた人、これからテストの人、さまざまかと思います。

答案を見ていて思うのは、「点数がよい=数学ができる」ではないということです。

これは、採点の仕方にもよるのですが、注意しなければいけないのは、答えだけ合っていれば丸になる場合です。

途中式を書く問題を見ていると、式が間違っているのに答えが合っている場合があります。

考え方は間違っているのに、たまたま答えが合ってしまったということです。

つまり、答えが合っていても、その問題を本当に理解しているわけではないのです。

だから、途中式を書かない問題が占める割合が多いと、本当はよくわかっていないのに、たまたま答えが合っていて点数がよいということがあり得るわけです。

間違えた問題を見直すことはあっても、できた問題を見直すことはあまりありません。

本当はきちんと理解できていないにもかかわらず、そのままになってしまうのです。

だから、点数がよかったからといって安心してはいけません。

むしろ、たくさん間違えて、たくさんやり直した方が、長い目で見ると本当に数学を理解することができるようになります。

ですから、点数が悪かったからといって落ち込むことはありません。

できなかった問題をきちんとやり直すところに意味があるのです。

運よくできてしまった問題も、もし理解があいまいであると感じているならば、理解できるまでとことんやることです。

そうすれば自然に実力はついていきます。

テストは点数を取るためにやるのではありません。

自分の理解度を把握するためにやるものです。

テストの点数に一喜一憂するのではなく、答案を見て自己分析することが大切です。

その際、そもそも勉強していなかったということになれば、そんな自分と向き合う必要が出てきます。

そして、そんな自分から目をそらさず、逃げず、勇気をもって行動を改善することです。

これこそが普遍的な生きる力につながるのです。

テストの後は冬休みです。

今回のテストの結果を受けて、この冬休みをどう過ごすのか、それが今後の分かれ道です。

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