夏休みに入った学校も多いかと思いますが、生徒の学習の様子はいかがでしょうか。
ここで計画的に学習に取り組めるかどうかがとても大切です。
とはいえ、保護者が干渉しすぎると生徒のやる気を奪うことにもなりかねません。
子どものやる気を引き出し、主体的な行動を促すのは難しいものです。
イギリスのことわざに、
「馬を水辺に連れて行くことはできても、 水を飲ませることはできない。」
という言葉があります。
馬自身が喉が乾いていないのに、水辺に連れて行かれても水は飲みませんよね。
ではこの時どうやって水を飲ませればいいのか。
それは、喉が乾くのを待つ、もしくは喉を乾せるということです。
水が飲みたくなるような暑い場所で少し歩いたりすれば水分が欲しくなり飲むようになるかもしれません。
後は単純に待つのみ。
人間が連れて行かなくても、どこに水があるかさえわかっていれば、馬は勝手に水を飲みに行きます。
これを人間に置き換えると、親が子どもに勉強してほしいと思っても、勉強が嫌いな生徒は、いくら勉強しろと言ってもしません。
でもそれは、馬が水を拒むように、生徒も今は必要性を感じないからしないのです。
勉強を「させる」のではなく、「動機づけをする」ことが大切です。
今やってることがどうやって役に立って繋がっていくのかを想像させてあげることが大切なのではないかと思います。
そのためにも、この夏休みは、子どもとじっくりお話しする時間を取ってみてはいかがでしょうか。
何を考え、将来どうしたいのか・・・。
その時に大切なのは、保護者の体験談を話すのではなく、子どもの話をじっくり「聴くこと」。
子どもと話していると、ついつい親の体験などをアドバイスしたくなりますが、そこをぐっとこらえて、ただただ子どもの話を「聴く」ということをぜひ心がけてみてください。
いきなり質問するのは難しいでしょうから、どこかに出かけて、非日常の中でさりげなく話を聴いてみてはいかがでしょうか。