新年あけましておめでとうございます。
今年もよろしくお願いいたします。
受験生の方はお正月も返上して頑張っていることと思います。
一方、テストや宿題がないとなかなか勉強が手につかないという人もいるのではないでしょうか。
そんな人は、まず2020年の目標を立ててみましょう。
実は、目標の立て方によって、達成の度合いが異なるという報告があります。
今日はその参考になるある実験を紹介します。
1981年、カナダの心理学者アルバート・バンデューラ達はこんな研究をしました。
算数がとても苦手な7~10歳の子どもを40人ほど集めます。
そして42ページの問題集を7回にわけてやってもらいました。
その際、3つのグループに分け、次のように指示を変えました。
・グループA「1回ごとに最低6ページを完了させてください。」
・グループB「実験が終わる7回目までに42ページ終わらせてください。」
・グループC「特に目標は決めませんが、できるだけたくさん解いてください。」
その結果は面白いものでした。
7回目終了後、各グループのなかの問題集を全部やり遂げたメンバーの割合は次のとおりでした。
・グループA:74%
・グループB:55%
・グループC:53%
この実験結果は、達成できる目標の立て方を教えてくれます。
注目すべきは、BとCの結果です。
大雑把な目標設定は、結局何も目標を立てていないのと同じだということです。
大切なのはAのように「毎日のサブゴール」まで落とし込めるかどうかです。
もちろん、「○○大学に合格する」とか「成績を1段階アップする」などの目標も必要です。
その上で、それを達成するための具体的な行動目標を立てることが大切なのですね。
ぜひこの機会に、2020年の目標と、それを達成するための毎日の行動目標を立ててみてくださいね。