進路が決まらない人へのアドバイス

「やりたいことがない」「なりたいものがない」という生徒、最近増えています。

でも、人生10年ちょっとで自分の将来を決めるというのが無理なことです。

今は人生100年時代。

1度の人生の中で、複数の職業を経験するのは当たり前の時代です。

10年後はなくなる職業が話題にもなっています。

皆さんが仕事につく頃には、どうなっているかわかりません。

とはいえ、受験を目前に控えた中学3年生や高校3年生は、
そんなこと言っていられませんよね。

進路が決まらない場合はどうしたらよいのでしょうか。

将来なりたい職業が明確な場合は、その職業に就くにはどうしたらよいかを調べ、
そのために必要な進路先を選びます。

職業によっては、資格取得が条件だったり、
大卒であることが条件だったりすることがあります。

将来何になりたいのかわからない場合は、
「今」何に興味があるかということを優先して進路先を選ぶとよいでしょう。

例えば、私は理系の大学を卒業したのですが、
そのときの大学の同級生は現在音楽関係の仕事をしています。

大学時代のサークル活動がきっかけでその道に進むようになったようです。

理系の大学に行ったにもかかわらず、音楽関係の仕事についているわけです。

つまり、人生どうなるかわからないということです。

ですから、今自分が興味ある勉強、得意な教科などを中心に、
進路先を選ぶといいと思います。

そうはいっても、大学4年間通うと数百万円のお金がかかりますから、
とりあえず進学…というわけにはいかない人も多いでしょう。

その場合には就職するのも1つの方法です。

今は昔のように、1つの会社に一生勤めるという感じではなく、
転職や独立開業する人も多くなっています。

就職してお金をためて、その間にやりたいことが見つかったら、
その後そのための学校に通うという方法もあります。

また、会社や職種によっては、社内で資格取得の研修を行っていたり、
資格取得を奨励している場合もあります。

ですから、とりあえず就職してその会社でキャリアを積むという方法も手です。

また、自分で起業するという方法もあります。

今の時代はかなり自由度が増しています。

組織に所属して働くだけが仕事ではありません。

いずれにしても、自分は何に興味があるのか、
自分の適性は何なのか、自分自身をしっかり知ることが大切です。

進路を決めるとき注意して欲しいのは、
「親や先生が言ったから」という理由では絶対に決めないことです。

それは、のちのち何かあったときの言い訳になります。

きちんと自分の意思で決めてください

そこさえしっかりしていれば、どんな環境に置かれても大丈夫でしょう。

そして、大切なのは、目の前にあるやるべきことをしっかりやることです。

学生の皆さんにとって今やるべきことはなんですか?

そう、学校生活ですね。

特に、学校生活の中心は学習活動です。

部活動を理由に勉強がおろそかになる生徒もいますが、それは言い訳になりません。

今目の前にあることから逃げずに取り組むこと。

それが、将来どんな環境に置かれても生き抜く力になるのです。

たとえば、数学がわからないからといって勉強しないのは逃げていることになります。

まずは今やるべきことに全力を尽くしましょう。

大切なのは、どんな時代の変化にも耐えうる真の実力をつけることです。

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