数学を理解するためには、さまざまな能力が必要とされます。
まずは理解力や論理的思考力です。
また、文章問題では読解力が必要となります。
「計算はできるけれど応用問題が苦手」という生徒の多くは、数学ができないのではなく、問題文の意味が理解できていない場合がほとんどです。
つまり読解力=国語力です。
数学を学ぶことによって、国語力も養われます。
証明問題などでは、論理的思考力の他に表現力も要求されます。
複雑な問題になると、さまざまな知識や情報を総動員して解く必要がありますので、判断力や探求力が必要です。
途中でくじけない精神力や忍耐力も必要です。
このように、数学を学ぶことでさまざまな能力が養われ、それが人としての普遍的な生きる力につながると考えています。
しかも、数学の問題には答えがあるので、問題の正答率をみることで、その能力の成長度合いを確認することができます。
その人の持つ生きる力を、数学の正答率で推し量ることができるのです。