新入試に導入される「ポートフォリオ」とは

今の高校1年生が大学入試の時に導入される「ポートフォリオ」。

「ポートフォリオ」とは一体なんでしょうか。

教育におけるポートフォリオとは、学習の過程や成果などの記録を、計画的にファイル等にためておくことをいいます。

成果物としては作文や作品、写真などで、紙媒体だけでなく電子データの形もあり得ます。

こうした記録の蓄積を一覧することにより、学習者がどういう学びのプロセスを経て成長していったかが読み取れます。

そんな成長過程を評価しようとするのが「ポートフォリオ評価」です。

私たちは日頃から「結果ではなく過程が大切」と言っていますが、まさに「過程」を評価しようというしくみです。

「ポートフォリオ」の導入で、今後の教育活動に変化が起こる可能性がありますので、これは喜ばしい動きと言えます。

一方、ポートフォリオの導入について学校側はどうかというと、戸惑っている学校も多いのではないでしょうか。

当然、学校側のやるべきことが増えますし、過程を1つ1つ指導し評価する必要がありますから手間がかかります。

すべての大学が導入するわけではないので、そのために全員のポートフォリオを作成するのも大変です。

それでなくてもブラックと言われている学校現場です。

今後、学校がどのようにポートフォリオを取り入れていくのか、動向が注目されますね。

とはいえ、ポートフォリオというのは、何も特別なものではありません。

今取り組んでいるものの「過程」をしっかり記録し評価すれば良いのです。

そのために、数学はとても良い教材だと思います。

問題解決の過程はまさにポートフォリオです。

数学の解法のプロセスそのものがポートフォリオです。

数学の学習でこの思考習慣が身についていれば、何も特別なことをする必要はありません。

その思考のプロセスを、さまざまなものに当てはめれば良いのです。

当塾では今後、ポートフォリオの作成サポートも導入する予定ですので、お気軽にご相談ください。

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