「学而」とは

「学而(がくじ)」とは、「論語」の第1番目の編(章)のことで、「学而第一」とも言われます。

「論語」は中国の思想家孔子が述べたものを弟子たちがまとめたもので、512の短文が20編で構成されており、編の名称は文章の最初の2文字をとっています。

「学而」の編は16の節で構成されており、ものごとを学ぶ姿勢や人としての生き方あり方の基本について述べられています。

「学而」の章に書かれていることは、人としての生き方あり方の基本であり、スティーブン・コヴィー博士の「7つの習慣」にも通じる普遍的な生き方あり方です。

当塾では、このような「普遍的な生きる力」を身につけることを目指しています。

参考までに、学而第一の第1節です。

<白文>
子曰。
「学而時習之。不亦説乎。
有朋自遠方来。不亦楽乎。
人不知而不慍。不亦君子乎。」

<書き下し文>
子曰く、
「学びて時に之を習ふ。亦説(よろこ)ばしからずや。
朋有り、遠方より来たる。亦楽しからずや。
人知らずして慍(うら)みず、亦君子ならずや。」と。

<現代語訳(口語訳)>
孔子はおっしゃいました。
習ったことを機会があるごとに復習し身につけていくことは、なんと喜ばしいことでしょうか。
友人が遠方からわざわざ私のために訪ねてきてくれることは、なんと嬉しいことでしょうか。
他人が自分を認めてくれないからといって不平不満を言うことはありません。なんと徳のある人ではないでしょうか。

 

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